動物〇想天〇の動画を見ていました。
昔から思っていますが、
エサになる草食動物を追いかけるチーターを見ていたら
ふと思い出したため共有します。
それは、人間はもしかしたら
世の中で最も弱い生き物かもしれない
ということです。
肉体的なことではありません。
心のことです。
人間がもっとも賢い生物であることに異論はないでしょう。
社会のためにとか、
自己実現のためになんてことを考えられる生き物は
ヒトしかいません。
しかしそれが弱さの原因ではないかと思っています。
人間も自分の生存まで脅かされたら生きるために必死になります。
他のことには目もくれず、
エサを手に入れることや、
外敵から逃げることだけに集中するはずです。
それが人間らしいかどうかは別として、
古代の人間や戦国時代の人間はそういう生き方をしていたはずです。
今でも日本ではありませんが、
そうした生活を強いられている人は
世界的には珍しくはありません。
賢く、しかも豊かであり、
生理的欲求が十分に満たされている、
つまり非常に自由な状態は人を弱くしました。
何かアドバイスや提案をしても、
自分の思い通りにならないと
早々にあきらめてしまう。
例えばこんな人、周りにいないでしょうか。
ほとんどの人は簡単なことさえ習慣化しません。
痩せよう!そのために毎日腹筋しよう!
と誓いを立てても数日後には忘れています。
簡単なことなら3週間、つまり21日続ければ
習慣化すると言われていますから、
多くの人は21日さえ続けることができないのです。
本当に命がけならこんなことは決してないはずです。
つまり日本のようにこんな恵まれた環境では
誓いや決意をいつのまにかあきらめてしまっても
困らないため、緊張感がないのです。
何というぬるい環境なのでしょうか。
とはいえ、そう見えているだけです。
10年前スマホがあったか覚えていませんが、
少なくともほとんどの人は持っていませんでした。
しかし今では持っていない人のほうが少ない状況です。
スーパーなどに行けば無人レジは当たり前にあります。
環境は日々大きく変化しています。
もし自分で稼ぐ力を身につけることを怠ったならば、
いつのまにか生存を脅かされる時代に突入します。
事実、医療もお金がなければまともに受けられない時代が来ると言われています。
そうなったときは、人間の底力が出るから大丈夫
という見方もあるかもしれませんが、
果たして本当でしょうか。
結局は本人の危機感次第だからです。
最後の最後まで気がつかない人もいるでしょう。
環境はぬるい。
でもあなたがいつどこで
危機感を感じるかどうかは別問題です。
リスティング広告も、
きちんと見ていなくても一応広告を自動的に配信してくれます。
しかしそこに甘えて何もしないなら
それなりの結果しか生み出さないのです。
「ハングリーであれ。愚か者であれ」
ジョブズは言っていましたが、
恵まれているように思える環境下で、
いつもこう思えているか自問自答したいものです。