今から15年ほど前でしょうか、Eコマース黎明期に楽天の社員から、
WEBショップは決して「自動販売機」ではないという話を
社長の三木谷氏は常にしているというのを聞いたことがあります。
確かに、これだけインターネットで買い物をすることが一般的になったいまでも、
WEBショップは
「自動販売機」のようなものというイメージを持っている人は少なくありません。
確かにWEBショップは「自動販売機」ではありません。
でも最終的には「自動販売機」を目指さなければならない。
そう思います。
かみ砕いて話したいと思います。
おそらく「自動販売機」を連想する方はメンテナンスフリーで、
自分が眠っている間もモノが勝手に売れていくイメージを
WEBショップに持っているはずです。
しかし実際は何もしなければWEBショップは実店舗よりも、
見つけてもらうことが困難で、
見つけてもらえなければ絶対に買ってもらえることはないのです。
どんなに良い商品、優れたサービスを扱っていても、です。
そのためWEBショップを経営することは、
「見つけてもらう」
ことに労力を割かなければなりません。
しかし、一方で見つけてもらえれば、
その他の作業は大幅に自動化できます。
商品説明は文章と、埋め込んだ動画で十分です。
レジ係は不要で、カート機能が勝手にやってくれます。
もう一つ大事なのでは、
タイミング良く、見つけてもらうことです。
自動販売機の優れたところは、
欲しいと思ったときに、
飲み物なり、たばこなりをすぐに提供してくれる利便性です。
WEBショップも利便性を提供しなければなりません。
それは実店舗に買いに行く手間を省くことや、
重い商品でも家まで配送してくれることではありません。
それはどのWEBショップもやっていることです。
ここで言う、「利便性」とは「見つけてもらう」タイミングのことです。
消費者が欲しいなと思っている時に「見つけてもらう」。
最適なタイミングでただ商品を差し出す。
それができると本当にWEBショップは「自動販売機」になり得ます。
実際の自動販売機にもメンテナンスが必要なように、
WEBショップもメンテナンスをすることで自動販売機のような働きをします。
全く手をかけないというイメージではなく、
正しくメンテナンスすることで、
実店舗の何倍、何十倍の可能性を生み出す。
インターネットでモノを売ることについて、
正しい理解をして欲しいと切に願います。
メンテナンスの仕方がわからない方はいつでもご相談ください。