先日名古屋城を見るために名古屋に行ってきました。
とはいえ、道中色々と寄り道をし、
危うく時間切れで名古屋城を見ることができないところでした。
ひつまぶしや味噌かつなど名古屋飯に気をとられすぎていたというわけです。
人間は衝動的な生き物です。
人の購買の多くは衝動によって行われ、
後付けで論理が適用されるとはよく言われています。
つまり人が購買をするときは非常に感情的な状態です。
「かっこいいから。」
「持っていたらうらやましがられるから。」
「隣の人よりもいいやつだから。」
浅ましいと思うかもしれませんが、生活必需品以外で
人が購買に至る場合はその程度の感情でモノを買っていることが少なくありません。
でもそれだけでは自分や家族に説明がつかないため、
「燃費が良くランニングコストがいい」
「電気代が今までより月1,000円も安くなる」
などなどそれなりの言い訳を考えます。
ちなみにこの言い訳まで用意してあげるのが
優秀な販売員というものです。
さてインターネットではこの人の情動、衝動がとどまることなく表現されています。
「今日はこのことについて調べよう!」
こう決めてパソコンを開いたとしてもいつのまにか
全く違うことを検索している人は少なくありません。
むしろ何か特定の調べ物を決めてパソコンを開く人よりも
何となく興味関心を気の赴くまま検索する人のほうが多いかもしれません。
ネットサーフィンとは非常にこの状態を適格に表す言葉です。
しかしだからこそ、
商売は成り立ちます。
目的物だけを目指す兵隊のような人間ばかりなら、
現代のマーケティングはまったく違うものになっているに違いありません。
衝動買いに対応できるかどうか。
これが現代のマーケティングの絶対命題です。
人の興味関心を引き、
欲望を駆り立て、
記憶に刷り込みついには購入に至らせる。
有名な消費者心理を購買につなげる
「AIDMA」のままに表現するなら、
まさに衝動買いへどう導くかが商売のキモなのです。
リスティング広告はその人間の衝動の隙間に入り込める非常に優秀な武器です。
もちろん最初から狙って検索してもらえることもありますが、
多くは衝動的に検索されたものです。
だからこそその興味関心を育て、
最後にはお金を払ってでも欲しいと思わせることができるようにキーワード設定から、
申し込みボタンまでを組み立てなければいけません。
キーワードはキレイでなくてもいいのです。
人の感情に響くか。
感情的な言葉を選んでいますか?