たっぷりキーワードがたまったら、
使うキーワードを選んでいきましょう。
余裕があれば全部試してみることもできますが、
出稿段階である程度絞るのが現実的です。
絞る指針は実際のターゲットをイメージすることです。
意外と、仕事を離れた日常にヒントが落ちています。
それはあなたの周りには購入のプロ、
つまり消費者がたくさんいるからです。
あなた自身も消費者です。
あなたの家族、恋人、友達もそうです。
自分と属性が異なればなお良しです。
たとえば、家族や友達とターゲットがかぶるのであれば
「この商品がほしい時はどのように検索する?」
と聞くことからはじめてみましょう。
自分が男なら
女性の気持ちはもちろんわかりません。
だから、妻や恋人に質問をすればいいのいです。
他にも、女性がパソコンを見ている様子を軽く観察してみるのもいいでしょう。
あまりやりすぎると怪しくなってしまいますが、
消費者の行動はまさに、
リスティング広告の答えをこっそり覗いているようなものなのです。
もし直接聞くのがはばかられたり、
あてはまるターゲットが近くにいないのなら、
ターゲットがよく読みそうな雑誌に手を伸ばしてみるのも手です。
特にファッション誌は年代別、属性別にかなり細分化されているため、
ターゲットがどんなことに関心を持っているのか知るために有用です。
またテレビCMや雑誌を定期的に見ることは季節感を感じるにも役立ちます。
商品やサービスには季節性があるものがあります。
こうした商品やサービスの場合、
売れる時期に売り込まないと、
商機を逃すことになります。
しかし私たちが肌で感じるのとは少しずれて、
広告は出現します。
暑いと思うか思わないうちに、
夏の商品は売り出されます。
暑いと思ったころには、
夏の商品はディスカウント商品として、
安値合戦に巻き込まれます。
このタイミングはテレビCMや雑誌広告に従うのが正解です。
もちろん町に繰り出すことで
店舗のデコレーションから察することもできますが、
テレビや雑誌なら手間なくリサーチができます。
特に案件の見込み客を自分自身や家族、友達に
置き換えて考えてみることは意識してほしいところです。
そうするとブレスト時に出されたアイデアでどんなキーワードがいけそうか、
いけそうでないかがわかってきます。
実際に買う人を知る。
これが適切な売れるキーワード選定のコツです。
しかしそれでも百発百中とはなりません。
むしろこれからが売れるキーワード発掘の本番といっても過言ではないのです。
次回は出稿後の展開についてお話します。
楽しみにしていてください。