今回はキーワードを出稿した後の展開を考えます。
これが素人とプロの大きな違いといっても過言ではありません。
そして多くの方が誤解している点でもあります。
まったく違う話ですが、
ゴルフの世界ではプロとアマチュアの大きな違いは
リカバリーにあるといわれています。
最初のショットはプロもはずすことがあります。
しかしそこから上手にリカバリーするため、
結果的に無駄なく18ホールを回ることができます。
アマチュアの場合、一度のミスの傷口を広げてしまい自滅していきます。
リスティング広告の場合でも、
前々回の記事、そして前回の記事で話したように緻密に
キーワードを選んで行ったとしても、
やはり多くの場合、うまくいかないものです。
しかしそこで、自分には才能がないとあきらめてしまうのは
大きな間違いです。
そこからどうリカバリーするか、それが本当のキーワード発掘法だからです。
あるキーワードが、採算が取れない場合、
原因を分析するのが先決です。
原因をまずいくつかに分解してみましょう。
今回はまったく売れていない場合と売れているが採算が追いつかない場合の
二つにわけることからはじめます。
まずは売れていない場合、
それはキーワード自体に問題がある場合と
ほかの要素との連携が悪い場合、
ほかの要素自体がどうしようもない場合にわかれます。
リスティング広告は結果がわかる広告です。
きちんとした設定やツールを使えば
その商品が実際にはどんな時間に
どんなところから、
どんなキーワードで検索され、
どこで離脱したのかもわかります。
まずまったくそのキーワードでクリックされていないのであれば、
原因は2つに特定されます。
つまり予想したターゲットはそのキーワードで検索をしない、
もしくは検索をしていても広告文が響かずクリックされていないという
ことです。
実はキーワードの検索自体は無料ツールで事前に検索ボリュームを
計ることができます。
一定の検索ボリュームがあるキーワードを設定している場合、
検索自体がないということは考えにくいため、
広告文を変えてみることでキーワードと広告文の連携が悪かったのかどうか、
試してみることができます。
広告文自体がターゲットに響かないか、
もしくはキーワードとつながりがよくない場合これにより、
クリックが増えるはずです。
クリックは多いのに購買されていないのであれば、
その先のランディングページや商品ページ自体に問題があるか、
キーワード・広告文と連携が悪い場合があります。
違うことが書いていないか、
中心キーワードは同じかなど基本的なことはもちろん、
消費者の関心が広告で掻き立てられた後、
きちんと維持しながら売り込まれているか、
ストーリー性を洗いなおす必要があるかもしれません。
リカバリーからが本番。
つまりトライアンドエラーがリスティング広告には求められるのです。
次回は売れていたとしても採算が取れない場合の話をします。
楽しみにしていてください。