リスティング広告には効果がないという人がいます。
広告宣伝活動の効果とはなんでしょうか?
マーケティングの目的は商品やサービスを欲しい人を
その商品やサービスの前に連れてくることといった人がいます。
ここで重要なのはマーケティング=販売ではないことです。
買うか買わないかは、お客様を連れてきた後の話です。
その商品やサービスに本当に魅力があるか?
魅力がなければいくらマーケティングが上手くても売れません。
もちろんマーケティングで商品やサービスの質を(そのもの以上に)よく魅せることも可能ですがそれは詐欺というものです。
この場合、売れないことはマーケティングの責任ではありません。
一方でその商品やサービスが欲しくない人を連れてきてしまうこと。
これはマーケティング側の失敗です。
リスティング広告が効果ないと言う場合、
このどちらで言っているのか注意してください。
前者であれば広告のせいではなく、どうしようもないからです。
実はリスティング広告は、他の広告と違いあとで分析できるという強みがあります。
あなたがカニを売っていたとします。
魚介類のカニの通販です。
「カニ」と言うキーワードに表示される広告を出していたとして、
「カニ」を含んだ検索をする人の中には、
「カニ 通販」という検索をする人もいますし、
「カニ 生息地」という検索、「カニ 天敵」と検索する人もいます。
あなたが本当に呼び込むべきは「カニ 通販」と検索する人ですが、
ほとんどが「カニ 生息地」や「カニ 天敵」の人ばかりであれば、
広告の設定に問題があります。
これは広告の問題、マーケティングの問題です。
一方で「カニ 通販」で検索した人をたくさん呼び込んでいるのに売れない場合は、
商品自体か商品ページに問題があるはずです。
このように検索結果が見えるのがリスティング広告のいい点です。
「カニ 生息地」の人が多ければ、「カニ 生息地」と除外キーワード(対象外キーワード)に
設定することでムダなクリックを減らせます。
商品自体や商品ページに問題があると分かれば、商品を見直すか、
ページを見直すことで改善できます。
どこを直せばいいか目星がつけられるのです。
そういう意味では、リスティング広告の出し方によって効果がない場合はありますが。
リスティング広告自体に効果がないわけではないのです。
むしろどんどん改善してよくしていける。
成長する広告、それがリスティング広告なのです。