このブログでも何度もお伝えしている件ですが、
リスティング広告のキモはなんと言ってもキーワード選定に限ります。
しかしいいキーワードというのは競争が高く、
単価が高くなってしまうのが事実です。
利益率が高い商品やサービスで、
資金がかなりある場合には正攻法で攻めることができますが
そうでない場合、
知恵を絞って、
世にはあまり出ていない、
それでいてクリックされれば即購買につながるキーワードを考えなければなりません。
プロはどうやってそうしたキーワードを思いつくのでしょうか?
プロは才能があるのですぐに思いつくと思っているかもしれませんが、
ノウハウの蓄積があるものの、基本は地道な作業から生まれます。
「質より量」
キーワードの話ではありませんが、大手広告代理店では
ひとつのキャッチコピーを生み出すために何百、何千ものブレストをするそうです。
ブレストとはブレインストーミングつまり、
脳みそを嵐のようにフル回転させて、アイデアをとりあえず列挙する作業です。
アイデア出しと選定の作業は常に分断されている必要があります。
だめなケースはアイデア出しをしている段階で、
これは無理、これは突拍子もない、これは何かのパクリと否定してしまうことです。
これにより、アイデアを出すこと自体が躊躇されてしまいます。
これは自分ひとりで作業をしているときでも、
複数人で話し合いをしているときでも同じです。
日本の会社の会議はこの点で悪いと海外から揶揄されています。
上司が部下のアイデアを会議でけなしてしまうため、
アイデア自体がでなくなり、
上司のアイデアの発表会になってしまい、
ほかの出席者はただの傍聴者になってしまうというものです。
アイデアはとことん否定せず、何でもありで出す。
まずは質を作るのは圧倒的な量だということです。
これがまず基本です。
そしてアイデアはきちんと記録に残しておくこと。
お金を生むキーワードの種はいつ生まれるかわからないものです。
また今回の商品やサービスにはマッチしなくても、
別な機会につかえるかもしれません。
質は量から生まれ、量は蓄積から生まれます。
普段の生活の中でキーワードが生まれることもあります。
机の上で生まれるものだけが正解ではないのです。
そしてアイデアが出尽くしてから、選定の段階に入る。
選定の方法には確かにコツがあります。
次回はアイデアが出尽くした後の、
キーワード選定の話をします。
楽しみにしていてください。