リスティング広告で商品が売れない、問い合わせがないとしたら、
それは全てキーワードと広告のせいと思い込んでしまう人は多くいます。
しかし必ずしもそうとはいえません。
Aという商品の購入を検討中の消費者が「A 通販」と検索するとしましょう。
あなたが同様のキーワードを広告に設定していれば、
あなたの広告はそのキーワードに反応し、表示されます。
その広告にもAについての説明があるとします。
消費者はもちろん興味があるのでその広告をクリックします。
しかしそのリンク先がAではなくA‘について説明していたら、
もしくは最終的にAについて説明はしているものの回りくどく、
それが分かりづらければ、その消費者はAの購入にいたることはありません。
つまりこれはキーワードの問題でも、広告の問題でもなく、
実際の商品説明との連動の問題なのです。
リスティング広告をつかったマーケティングは一連のストーリー性がなければなりません。
赤ずきんちゃんのストーリーが途中でいきなり、白雪姫に変わってしまったら、
読み手は困惑します。
購買活動の過程で困惑するなら消費者はそのサイクルからいったん出ようとします。
LPO対策(ランディングページ最適化)は必須項目だといわれるのはそのためです。
品質の高い(購買意欲のある)アクセスを集めるキーワードを見つけ
リスティング広告に出稿すれば成約率が必ずしもアップするとは限りません。
ランディングページに限らず、
最終的に見せるものとストーリーがつながっている必要があるのです。
ちなみにランディングとは、英訳するなら「着陸」や「着地」といった意味になります。
つまりランディングページは呼び込んだアクセスの終着地、着地地点にあたるページの事を指します。
出発点でハワイ島に行くことを想定していたのに着いた先が隣の嶋だった場合、
旅客は裏切られた気分になります。
キーワードと広告はつながっているか?
これがうまくないと広告はクリックされることさえありません。
広告費は発生しませんが、そもそもの集客ができません。
広告とそのリンク先は整合しているか?
これがうまく出来ていないと、クリックされるだけ、
つまり購買につながらないアクセスだけが集まります。
それぞれ単体で見てすばらしいものでも、
つながりが不整合であれば、消費者が購買にいたることはないのです。
ウェブの世界では「何が良くなかったか」という消費者の生の声を聞く事は出来ません。
全ては分析、解析により、日々改善を行っていくことになります
解析ツールは有料のものもありますが、GoogleAnalyticsでまずは十分でしょう。
コンバージョンタグの設置も可能であり、アドワーズだけでなく、手動タグ機能を活用すればヤフーリスティング広告からのアクセス解析も可能です。
どのキーワードでどの広告を踏んだお客様はどの時点では離れてしまうことが多いのか?
自分の組み立てたストーリーがきれいに流れているか?
もう一度キーワード毎に見直してみましょう。