ちょっと早いかもしれませんが、この季節になると暑さとともに高校野球に注目が集まります。
野球部出身の方のみならず、多くの方が注目する「甲子園」。
まさに日本の夏です。
さて野球には野球のルールがあります。
どんなに甲子園に出たくて野球のルールがわからなければ話になりません。
野球で三回空振りしてもまだバッターボックスに立っている人がいればあきらかに
野球というゲームを理解していないことは丸わかりです。
サッカーでキーパーでもないのに手を使っていたり、
バスケットボールでボールを抱えながらずっと走っている人も同様です。
あらゆるゲームにはルールがあります。
同じようにビジネスの世界にもルールがあります。
それは目上の人に上座をゆずったり、
電話にでたり、名刺を交換する時のビジネスマナーのようなものもありますが、
収益に直結するルールも存在します。
そのひとつが広告の運用です。
広告費というのは会社にとって不思議なコストです。
通常のコストは売上に比例します。
忙しく注文が入れば、在庫を仕入れたり、
人を雇ったり、場所を借りたりします。
材料費や人件費、倉庫や店舗の賃借料というものは
売上と連動するコストです。
しかし広告費は必ずしもそうではありません。
広告費をかけなくても売れる場合もあります。
広告費にかなりの資金を投入しても何の効果もない場合もあります。
とはいえ全く無関係かと言えばそうではありません。
効果的な広告はその何倍もの売上につながります。
ただし、ただ広告費を投じれば売上があがると思っているなら、
野球においてバットを振れば、点数が入ると思っているようなものです。
ルールを解っていれば、そんな愚かしいことは考えるはずもありません。
広告運用のルールを理解してれば、
何のメンテナンスもせずに広告費を垂れ流すということは絶対にしないはずです。
スポーツと同様、広告は生き物です。
スポーツにも相手がおり、チームメイト、つまり仲間がいます。
どんな風に相手を攻略するか戦略・戦術が必要です。
広告にも競合の広告が有り、連携が必要な仲間、つまり紹介する商品やサービス自体、
またどんな顧客を相手にするか、ターゲットを設定する、つまり戦略が必要です。
これから夏が来ます。
冬や春に売れていても、
季節が変わることで、
ターゲットに響く広告文は変わっているかもしれません。
メンテナンスをしていないということは広告運用のルールを知らないということです。
もし何もしていないなら、すぐに見直してみてください。