リスティング広告は、他の雑誌やテレビの広告と違い、広告の「運用」が必要になります。
つまり出したあとのうまい・ヘタで効果が何倍も変わってきます。
ここが難しい点でもあり、逆転可能な可能性を秘めた広告と言われる所以でもあります。
広告効果の改善度として数倍という数字は少しおおげさに聞こえるとかもしれませんが、
決しておおげさではありません。下手な運用をしていた場合、リスティング広告運用のプロが改善するだけで劇的に数値が良くなる例は山ほどあります。むしろ改善しないことはないといっても過言ではないのです。
もし広告を出してそれで終わりにしたいと考えている方は他の広告を利用するか、もしくは運用をプロに代行してもらうことを考えた方がいいかもしれません。
それだけ出稿設定だけでなく、その後の運用がこの広告の成果の鍵を握っていると言えます。
運用の仕方、しなければならないことは多岐にわたりますが、
例えば表示順位のコントロールが挙げられます。
検索ボリュームの大きなキーワードはなんと言っても売上の柱になる場合が多いようです。
ただし人気があるため、クリック単価は高くなりがちですが、こうした場合は入札による平均表示順位とコンバージョン率(CV率)の関係性を調べてみることが必要です。例えば表示順位が1位でも5位でも売上が変わらない場合、単価を調整させて5位に表示させ続ける戦術に切り替えることで、ムダな出費を抑えることができます。1位のクリック単価と5位の単価ではワンクリックあたり何百円も違う場合もあるからです。
たしかに1位より良い表示順位はありませんが、それを補えるほどの需要があるのであれば、1位表示にこだわらず、利益を確保することが賢明です。
この積み重ねが、広告費の削減、そして売上の倍増につながっていきます。
他の広告ではこうした細かい調整は必要ありません。
そのため一見ラクに見えるかもしれません。
どちらを選ぶかはあなた次第ですが、
運用で成長するリスティング広告は無限の可能性を秘めています。
そしてそれは受け身ではなく、
こちらから仕掛けていけるという性質の広告であるということも意味しています。
つまりこの広告はビジネスそのものと非常に似ているとも言えます。
ビジネスもはじめたら終わりではなく、
常に調整を繰り返して成長していくからです。
そのためビジネスが好きな方にはぜひチャレンジしてみることをお勧め致します。