リスティング広告を出稿する際、
グーグルアドワーズならグーグルの担当者に
ヤフープロモーション広告であれば
ヤフーの担当者にアドバイスを
受けることができます。
こちらから問い合わせなくても、
グーグルやヤフーのほうから
電話がある場合もあります。
効果的なリスティング広告を
出したくても、
その方法がよく分からない場合、
こうしたサービスは
とても親切に思えるかもしれません。
しかし、
多くの場合、
ここには認識のズレがあります。
つまりこれは広告出稿者(あなた)と
グーグル・ヤフーの目的が
ズレているということです。
あなたが広告を出稿する目的は、
その広告を見た人が
商品・サービスを購入したり、
問い合わせや資料請求といった
アクションを起こすことを
目的にしているはずです。
グーグルやヤフーの目的も
あなたと同じであれば
何の問題もありません。
しかし
グーグルやヤフーの目的は
一義的には広告費を
たくさん払ってもらうことです。
ご存知のとおりリスティング広告は
広告がクリックされると
広告費が発生することになっています。
もちろん広告が
クリックされなければ、
売上につながらないので、
あなたもクリックされたほうが
いいわけですが、
クリックの質、つまり本当に
買う気がある、関心のあるユーザーが
クリックしているかが大切なはずです。
しかし、
一方でグーグルやヤフーは
クリックされれば広告費が発生するため、
クリックされること自体が目的になります。
そのためあなたにどうやったら
たくさんクリックされるか、
という視点のアドバイスをしてきます。
もちろん役立つアドバイスもありますが、
必ずしもそれは質の良いユーザーを
取り込むテクニックではありません。
グーグルやヤフーのアドバイスが
本当に質のいいユーザーを
誘導するアドバイスかどうか
見極められるリテラシーを
持っている出稿者であれば、
グーグルやヤフーに
問い合わせるのは問題ありません。
もしくは出稿者と目的を
同じくする代行者に頼むのも有効な手段です。
代行業者は成果、
つまり出稿者の売上に
つながらなければ契約を
継続できないため出稿者と
目的を共有できます。
もしあなたがリスティング広告出稿に
ついて右も左も分からない場合、
アドバイスや運用自体を任せるなら、
リスティング広告そのものに
詳しいだけでなく、
あなたと目的を
共有できる人かどうか考えてみてください。