リスティング広告は極論を言えば一つのキーワードと一つの広告文があれば十分出稿可能です。
こうした場合検索が多いビッグキーワードを設定して露出を増やせばいいと思うかもしれません。
しかしビッグキーワードの露出は魅力的ですが、広告費がかさみます。
そのためキーワードは基本的にロングテールで設定することをお勧めします。
例えば人気キーワードである「家具」よりも、
「家具 地名」のほうが「コンバージョン率」は高くなります。
「量」ではなく、「率」で考えるのがみそです。
収益や成果を「量」で量ってしまうと、コストもたくさんかかります。
しかし「率」ならばコストを抑えて、結果的に「量」を稼げるからです。
検索者の心理を考えると解るのですが、「家具」と検索すれば、
出稿している場合は貴社のホームページの広告が表示されます。
しかし検索者の中には沖縄に住んでいる人も、東京に住んでいる人もいます。
こうした検索者はまずは近くの店で購入しようと、家具と地名で検索をします。
そこであなたの店の広告を見て、通販のほうが安くてラク、と解れば購入に至るはずです。
逆に「家具」としか入力しない検索者は家具が買いたいのか、他の目的があるのかわかりません。
つまり具体的なキーワード、「家具 地名」「家具 通販」などのほうが購買につながりやすいのです。
しかし仮に「家具 沖縄」ひとつだけではクリック数は少ないので、大量に出稿することがポイントになります。これはクリックされるまでお金がかからないというリスティング広告最大の特徴を生かした戦略でもあり、中小企業でも数百キーワードほどは平均的に出稿する必要があります。
ビッグキーワードひとつだけ、というのはラクなのですが、ムダクリックが多く、賢い戦略ではありません。様々な商品を小量持っているロングテール戦略がリスティング広告のキーワード設定においての基本戦略なのです。
ここで大事なのはなんといっても緻密にキーワードを選定して、単価をコントロールすることです。単価をコントロールするというのは掲載順位のコントロールと同義です。掲載順位1位でなければ採算がとれない商品もあれば、9位でも1位と変わらない売上がでる商品もあります。そしてリスティング広告は生き物であるため、いま最適でも、調整を行っていく必要があります。
あなたの広告設定、キーワード設定が最適かどうか、自信がない方はカウンセリングを行うことができます。ぜひご相談ください。