前回の続きです。
もう少し深くアフィリエイト広告を見て行きます。
まずは前回のメルマガでお話したとおり、費用対効果の高い広告であるという事実です。
安くても数十万程度の広告費が必要なマス広告と異なり、アフィリエイト広告ではASPへの初期費用・月額費用・デポジットのみで開始することができます。
またスピーディにはじめられる点もリスティング広告と同様のメリットです。
従来のマス広告や、インターネットのバナー広告などは、
開始までに最短でも約1月程度必要となりますが、ASP各社とも1〜2週間で開始することが可能になります。
しかしコレだけではしようと思えば当日中に出稿でき、ASP登録料さえいらないリスティング広告のほうに軍配が上がるはずですが、アフィリエイト広告にはリスティング広告にない人の「ちから」を使えるという最大のメリットがあります。
例えばその商品分野で影響力や人気のあるブロガーに紹介してもらえれば、
どんな商品を買えばいいか同じジャンルで迷っているユーザーにとっては後押しになります。
また拡散効果があります。
自分で手を動かさなくても、アフィリエイターが適時適切な媒体で宣伝してくれるため、
ひとりでやっていても、営業部隊が限りなくいるイメージです。
そのため複数の選択肢から迷っている消費者や、
誰かのおすすめを探している消費者など、
欲求は顕在化しているものの、
特定されていない消費者に対する広告としてはアフィリエイト広告は優れています。
一方ピンポイントの需要については名指し(キーワード検索)で表示させることのできる
リスティング広告のほうが優位です。
広告はあくまでツール、道具です。
絶対的な広告はありません。
どの広告が優れているかという観点ではなく
あなたの商品がどういった層にアピールしたいのかによって
広告を変えるべきです。
最後にアフィリエイト広告の弱点としては
アフィリエイターが紹介しやすい商品でなければいけないということです。
つまり独自性や強みがはっきりしている商品でなければ、
アフィリエイターも自分の媒体で取り上げづらいからです。
場合によっては独自性、強みが見えにくいならば、広告主のほうで紹介文などを
ある程度用意する必要があります。
また自分の手を離れて広告宣伝されるため、
誇大広告をされてしまうおそれもあります。
結局責任を取るのは広告主になってしまうため、
NGワードなどの設定などの工夫をし、
不正や誇大広告を未然に防ぐ必要もあるでしょう。