インターネット広告はリスティング広告やブログで紹介したアフィリエイト広告、
ソーシャルメディア広告以外にもたくさんの形態があります。
最近主流とされる方法として代表的なものはユーチューブ広告などの動画広告です。
動画広告は、Webサイトの広告枠で、
テレビCMのように一定時間動画を表示する広告手法です。
2011年ほどから台頭し、2013年ごろから急速に成長している広告分野です。
映像と音声を使うため情報量が多く、多彩な表現が可能です。
TVコマーシャルではリーチできない層もターゲットとすることができ、
単一の商品やサービスの告知宣伝のみならず企業のブランディングにも活用されます。
動画広告といっても細かく分ければいろいろな形態がありますが、
主流なのはユーチューブ広告などのインストリーム広告と呼ばれるものです。
課金については広告視聴単価課金方式がとられる場合が多く、例えばユーチューブのTrueView動画広告は広告がスキップされたり、広告の視聴が中断された場合は課金されません。
広告が最後まで再生された場合のみ課金されるので、投資が無駄になるリスクが抑えられます。
つまり動画を最後まで見るというアクションをしたということは動画に対して強い関心を持ったユーザーに対してのみ広告費が発生するこということです。
リスティング広告の場合、
広告がクリックされてしまえばその先のページがしっかり閲覧されなくても
お金が発生してしまうため、そういった意味では
リスティング広告より投資効率は上かもしれません。
ターゲティングという側面はどうでしょうか。
性別、年齢、地域によるターゲティング、
ユーザーの興味関心によるターゲティング、
動画コンテンツによるターゲティングなど様々な絞込みが可能であり、
詳細なターゲティングが可能です。
例えば都内在住の20代女性が某アーティストに関する動画を視聴したときだけ、
そのアーティストの都内公演のコンサートの広告を配信することも可能です。
しかし、動画を閲覧したからといって購買意欲があるかどうかまで分からない(無料で動画を見たいに過ぎないかもしれない)ため、購買意欲を含めたターゲティングという意味ではリスティング広告に及びません。
リスティング広告は正しく運用すれば、
キーワード設定で購買意欲さえも見分けることができるからです。
しかしこれから動画広告はさらに伸びていくことが考えられます。
それは動画サイトの利用者が伸び続けていることが背景にあります。
同時に様々な課題も残しています。
将来の広告はどうなっていくのか、
どうした課題があるのか次回はそうした点を考察してまいります。