今回はリスティング広告やアフィリエイト広告について
前回からも少し踏み込んで
最適な使い方を考えてみることにしましょう。
共通項はユーザーが自ら提供する情報に基づいて、
ターゲティングを行うことが出来るという点です。
リスティング広告はいま関心がある言葉に反応し、
ソーシャルメディア広告は家族構成などの属性や最近のソーシャルメディア上の行動にもとづいてターゲティングされます。
ユーザーの「いま」に基づくため、
関心事にすばやくリーチできる広告といえます。
しかし運用側の思考の方向性はまったく逆です。
リスティング広告は商品やサービスから入って行きますが、
ソーシャルメディア広告はユーザーに商品やサービスを当てはめて行きます。
つまり自分の商品はどんな言葉でリサーチされているのかと考えるのが、
リスティング広告、
一方でどんなユーザーが自分の商品に関心を持ってくれるか考えるのが
ソーシャルメディア広告です。
似ているように見えますが、
商品名などがある程度認知されている場合など、
ピンポイントの商品リサーチにはリスティング広告、
ターゲット属性が決まっており、その属性に幅広く周知したい場合には
ソーシャルメディア広告が有効です。
またインターネット検索を使う層は限りなくあらゆる属性がいますが、
ソーシャルメディア広告の場合、つながりを重視するタイプの方が多いため、
そうした層への広告宣伝には有効になりますが、
逆の層はそもそも存在しない場合があります。
もっとも異なるのはユーザーの受け取り方です。
リスティング広告の場合、
検索を掛けているタイミングで広告表示されるため、
広告を望んでいるかは別として何かも探している状態です。
そのため広告を比較的受け入れやすい状態であるということです。
一方でソーシャルメディアをいじっているとき人は、
何かの商品やサービスについて探している状態ではありません。
そのため比較的広告を受け入れづらい状態であるということです。
そのため「広告感」を出しすぎると嫌悪感をもたれる可能性があります。
ソーシャルメディア広告の強みである「つながり」を利用すれば、
こうした「広告感」を緩和する効果がありますが、
フェイスブックでいう「いいね」を集めるにはそれなりに時間を要するため、
単なる出稿時間で測るのではなく、時間的余裕がある程度必要です。
こうした違いを意識して両者をうまく使い分けたり、組み合わせて運用する利用者も多くいます。
両者とも大事なのはターゲットを明確にイメージすること、また出稿後の運用です。
ぜひ参考にしてみてください。