いまの日本の労働者の平均年収は男女合わせておよそ400万円強と言われています。
この数値は今から十年前のリーマンショック時よりは回復傾向にあるとはいえ、
二十年前と比べてむしろ下がっています。
二十年前といえば、まだITバブルが到来しておらず、
サラリーマンに携帯電話が普及し始めたばかりで、
パソコンで仕事をするようになって間もない時期です。
いまは手のひらの中にあるタブレットやスマホで仕事ができる便利な時代です。
しかし業務は昔よりずっと効率化されているはずなのに
サラリーマンの抱える仕事はますます忙しくなっており、
何故か年収は上がっていないばかりか、
むしろ全体的としては下がっています。
その理由として考え方は諸説ありますが、
常時インターネットとつながることができるようになったいま、
実は働き方のルールが大きく変わったことが一因と言えるかもしれません。
ここでインフラが大きく変わったことをいままでの仕事の延長線上にとらえると、
間違った結論に達してしまうでしょう。
業務が効率的になった分だけ低価格でモノは作られます。
そのため企業は大量に生産し、
売りさばかなければ以前と同等の収益をあげることはできません。
別な役割を追加され、別なスキルを身につけなければいけなくなり、
どんどん忙しくなります。
しかし結果、あなたへの配分は変わりません。
さまざまなスキルを身につけても結果給料が上がらないというのは
少しだけ尚早な結論かもしれません。
事実、この時代に適応し、
自分の給料を何倍にも上げた人は少なからずいます。
彼らのひとつの共通点は人がどう考え、どのように行動し、購買にいたっているかを
知っているということです。
そして消費者をその心理どおりに行動させることができるということです。
モノを作ってもそれを売ることができなければ、
商売は成り立ちません。
インターネットの普及により、
世界中の人に同時にたくさんのモノを売ることが可能になりました。
つまりその中で舵をとる能力があれば、
今後インターネットが世の中からなくならない限り、
食うことに困らないばかりか、
必要とされる人間になることができます。
リスティング広告はそのための強力なツールです。
しかしそのツールを操るには消費者心理を知り、
実際に導く訓練が必要です。
消費者心理について知らず、
マーケティングについて何も知らなければ、
リスティング広告を使っても成果を得ることは難しいでしょう。
もし将来のために何かスキルを身につけたいなら、
消費者心理やマーケティングについて学ぶことをお勧めします。
そしてリスティング広告はあなたが本当にそれを理解したか、
実践するのに最適なステージです。
それは、「利益がでるかどうか」で明確に理解度がわかるからです。