ハーバード大学の研究について面白い事例がありました。
この研究はマーケティングや広告運用はもちろん、
ビジネス全般に通用する話だと思ったのでシェアさせてください。
大学の学生に対して
目標を立てているか、
それを紙に書いているか
と質問したところ
全体の84%の学生が目標をたてていないと答えたそうです。
これらの生徒をAグループとします。
名門大学の学生が8割以上、
目標を立てていないとは少し驚きました。
そして残りですが、
13%の学生が目標をたててはいるものの紙には書いていないと答え、
そして残りのたった3%の学生が目標を紙に書いているという結果が出ました。
それぞれBグループ、Cグループとします。
そしてその10年後。
Bグループの生徒の平均年収は、
目標を持っていなかったAグループの生徒の約2倍。
また、目標をきちんと書いているというCグループに至っては、
残りのグループに比べ年収が10倍になっていたそうです。
目標を具体的に持つ、それを紙に書く。
当たり前に良いとされることで、
アイデアがあったら紙に書くようになどと、
広告業に限らず、一般の職場でも口うるさく言われることです。
しかしかの世界一とも言われる名門ハーバード大学の生徒でさえ、
それを生活レベルで実践している人の割合はたったの3%です。
人は自分の脳を過信して、
メモをとりません。
見えているものの1割も認知できず、
今日覚えたことの8割以上を忘れてしまうにもかかわらず、
記録するということを怠ります。
リスティング広告運用についてもそうなっていないでしょうか。
ターゲットに響くキーワードを思いついても、
あとで登録するからとついついそのままにし、
結果忘れている。
こんな惜しいことを繰り返している人は大勢います。
紙に書くことは誰にでもできることです。
しかし誰もやらないから、
ハーバードの研究の結果のように10倍の差がつく。
これが事実です。
自分が何をしたいのか、
それすらも人間はあいまいです。
紙に書くことは思いを整理すること。
思いを自分の脳に意識させることです。
簡単な作業の習慣は21日間継続すると習慣化すると言われています。
学生のうちに紙に書くという習慣があった3%の生徒たちは、
きっと社会に出てからもそれを自然にやり続けることができたのでしょう。
習慣はたったいまからはじめることができ、
継続できれば一生ものの財産になります。
思いついたことは必ず記録する。
是非今日から21日間継続してみてください。