あなたはこれまで実際に、
これまでの「常識」がそうではなくなる瞬間を
見たことはありますか。
少しだけ目を閉じて、
自分が小さなときと、
いまを比べて何が変わったか見つめなおしてほしいと思います。
ある程度の年齢の方であれば
分厚いVHSがDVDという薄いディスクに変わったことを知っています。
そしてそのDVDがそれ以上に高画質で大容量のブルーレイに変わりました。
同じようにパソコンの記憶媒体もフロッピーディスクではなく、
DVDやブルーレイディスクで大容量のデータを読み込むことができるようになり、
さらに今ではクラウドストレージでどこにいても、
そのデバイスでも情報を共有することができます。
ほかにも電話、携帯電話、スマートフォンの流れも
同様です。
19世紀後半にアレクサンダー・グラハム・ベルが発明した電話が、
持ち運べるようになるだけでも、さらなる大発明といえるものでしたが、
わずか数十年の間に、
ポケットに入れられるようになり、
さらにはインターネットができるようになり、
数十年前のスーパーコンピューター並みの「PC」をも
搭載できるようになりました。
こうした変化によりPCやインターネットを使わずに
デスクワークをしている人は今ではいないのではないでしょうか。
しかし少し前、20年ほど前はそれが常識でした。
つまりいま40代半ばの人が新人のサラリーマンのときは
PCが使えないことは当たり前のことでした。
しかし今そういえない状況であることは明らかです。
そして今年グーグルやアマゾンが次々と市場に出した、
スマートスピーカーにより、
家庭内にAIが当たり前に「居る」時代が来ようとしています。
これによりインターネットの活用はさらに活性化し、
その活用のされ方も人それぞれの嗜好が反映されていくはずです。
さらには家庭内だけなく、世の中のあらゆるところで
AIと共存する未来が確実にやってきます。
新しい常識はすぐそこにあるのです。
インターネット広告を扱う者として
これをチャンスとしてとらえるか、
さまざまな状況への変化に振り回されてしまうかは
状況に適応できるかに掛かっています。
「老舗」であってもこの変化に適応できないならば
淘汰されていきます。
ダーゥインが言ったように、強いものが生き残るのではなく、
環境、状況の変化に適応できたものだけが生き残るのです。
あなたを取り巻く環境、状況は日々変わっています。
あなたはどうしますか?