日本は経済的には先進国といわれていますが、
教育水準はどうなのでしょうか。
識字率100%といわれる日本の教育水準は基本的に
世界有数というイメージをお持ちかもしれません。
ひとつの指標になる
最新の世界大学ランキングTOP50にランクインしているのは
東京大学(34位)と京都大学(37位)。
私立に至っては早慶も含めランクインは0です。
とはいうもののこのTOP50にランクインしている大学の
ほとんどは英国ないし米国の大学であるため、
教育の中心がいまだ欧米を中心としていることを示しているに過ぎず、
日本の教育水準が著しく低いというは言い過ぎでしょう。
しかし、もう少し問題を深堀すると、日本の教育は
サラリーマンとしてうまくやっていく、
つまり労働による所得を確保していくための教育が主となっており、
自分の力でビジネスを創り稼いでいく事業所得や
お金を運用し、お金を稼いでいくという資本所得には
教育資本を割いていないということが近年では問題視されています。
たとえばアメリカは総合的な教育水準も高いのですが、
ビジネスを創り上げたり、投資をしてお金を運用するということが
学校教育に組み込まれているといわれています。
そのため、起業にチャレンジして失敗しても
再チャレンジできる社会風土が形成されていたり、
日本よりずっと不動産や金融資産投資が一般的に行われています。
日本は教育水準が高いといわれながら
ただ、ただ、働くといういわば盲目的な生き方しか提供できていないのが、
この国の現状というわけです。
そのため、もし自分の力でお金を稼いで生きたいと願うなら、
自分で学ぶしかありません。
しかし、こうした教えは本屋に行ってどうにかなるものでありません。
当然、開業・独立に必要な法的知識や税務的な知識などは学ぶ必要はありますが、
商売とは人と人をつなぐものであり、
実際にお客様と向き合わなければ机上の空論で終わることがほとんどだからです。
その中でも
人の必要としているものを察知するという訓練は、
どんな商いにも通じます。
人が何かを購買するという行為は
その人の必要を満たすものでなければ、成立しないからです。
この訓練の場として最適なのがネット広告の運用だと私は思っています。
低リスクでこれほど結果が早期にはっきりわかるものはほかにはありません。
広告費をはじめて支出するとき、
人はためらいがちです。
それは対価が不安定だからです。
しかし人は学校教育に数百万以上のお金を費やします。
広告費を自分で稼ぎ出す力を得るための自己投資と考えれば
それ以上の価値を見出せるのではないでしょうか。