オリンピックをはじめとする近代スポーツ競技で常に話題になるのは、
ドーピング検査。
わずかな技術・体力の差で結果が出るトップスポーツはドーピングにとても敏感です。
一度オリンピックで金メダルの栄冠を勝ち取っても、ドーピング対象の薬物が体内から検出されてしまえば、気づかずにであれ、記録は取り消されてしまいます。
いわゆる、これまでの努力を巻き返すような魔法の杖。
スポーツの世界ではこれはタブーなのです。
さてウェブマーケティングの世界では「魔法の杖」は使用可能なのでしょうか。
答えはイエスです。
ウェブマーケティングもビジネスのフローの一部であるため、
資本主義の原則に従い、お金を持っていれば、
極端な話、あなたが提供する商品やサービスを明日、
全世界のインターネット利用者が知るようにすることも可能です。
しかし、それには「まとまった」お金が必要でした。
一時期、個人でも流行ったSEO(検索エンジン最適化)についても、
いまでは無料で個人で対策できる時代ではなくなってきており、
業者にかなりのコンサルティングフィーや技術料を支払って対処しているというのが現実です。
そしてSEOの場合、どうしてもコンテンツ量や時間といった、
「努力」が求められる分野でもあります。
カラダを作り上げていくアスリートの世界のように一丁一石にことは進みません。
この点、リスティング広告はまさに合法的ドーピングとも言える手法です。
個人レベルでも、広告費があれば
自分の広告を日本中に露出させることができます。
そしてそれはまとまった資金がなくても、
一日、数百円程度からはじめられるのです。
当然、制限はあります。
出せない広告や扱えない商品もあります。
しかし個人レベルで、
誰もが見るインターネットという媒体に広告を出稿できるということが革命的なのです。
過去からの積み上げは必要ありません。
今からはじめても、しかるべき運用をすれば、
リスティング広告によって得られる広告宣伝効果はすさまじいものがあります。
ただし、これは他の新規参入者についても同じことがいえます。
オリンピックで仮にドーピングが使用可能になれば、
ドーピングに、何の薬物を使うか、どんなタイミングで、
どれくらいの量を使うかという、運用の問題にみんなの焦点は移動するはずです。
同じようにみんながリスティング広告によって広告宣伝効果を得られるのであれば、
それをどうやってうまく使っていくか、
ということが問題になります。
ウェブマーケティングは既にそうしたステージに達しています。
始めていない人は、勝てないし、
ただ闇雲にやっていてもいけないのです。