先日、中国の空港で感じたことがあります。
それは外国人が割り込みをすることが当たり前だということです。
人種差別的な発言をするつもりはありません。
これはお国柄というか、特性の問題だからです。
よく日本人が列を作って飲食店に並ぶことを外国人は奇妙に思うとも聞きます。
他にも日本人は共有の設備、例えばスポーツジムであるマシンを
「使ってもいいですか?」
と聞く際、イエスという答えを前提に聞きます。
しかしこれを外国で質問するとノーという答えを返す外国人はたくさんいます。
そしてそれにムッとするのは日本人だけです。
聞いている時点で、イエスかノーかは相手に選択権があるというのが
外国人の主張です。
日本人は言葉にない部分を重視するので、
何となく雰囲気を察しますが、
それはいい場合も悪い場合もあるのです。
これらはほんの一例ですが、
人種間だけでなく、同じ日本人でも価値観の違いは様々なところに見られます。
私もそういったことを理解しているので昔ならまだしも
最近は全くムッとすることがなくなりました。
というのも、それが自分とは違う人の価値観だからということを理解しているからです。
それが、彼らにとっては普通のことで、
日本人の自分にとっては普通のことではないというだけです。
こうした価値観の違いを理解できるようになると
ビジネスでも上手くいくようになります。
広告の運用は特に大きく成果を挙げるはずです。
価値観の違いについて受け入れる必要は必ずしもありません。
価値観を理解することが必要なのです。
自分の価値観でモノやサービスを売っても、
自分に共観してくれる人にしか売れませんが、
いろいろな価値観を理解することで違う属性のターゲットにも売れるようになります。
特に自分と違う属性の方が、自分が販売する商品やサービスのメインユーザーの場合、
この理解がないと絶対に失敗します。
ほとんどの場合、
価値観はそれぞれ違うので
他人の価値観を尊重することで商機が一気に広がるのです。
特に広告運用の場合、広告とは人の心に響くモノでなければなりません。
自分の価値観でキーワードや広告を考えている限り、
違う価値観を持つターゲットは外国語を読まされているように感じるはずです。
むしろ自分に向けて話されているとは感じず、
そもそも広告に気づきもしないでしょう。
もし、あなたがうまくいきたいのであれば
自分の価値観を通すのではなく、
相手の価値観を理解することをお勧めします。